スタッフからのメッセージ

 田中研究室は,平成29年度からスタートしました.生産・加工に関することを研究しています.一言で「生産加工」と言ってもその対象は広く,工作機械や機械要素といったハードから,CAD/CAM,生産計画・スケジューリングといったソフトまで広い科学技術領域が含まれます.また,加工についても切削などの機械加工からレーザのようなエネルギー加工,AM(Additive Manufacturing)のような付加加工といろいろです.それらの中で,本研究室ではキーワードとして,「高周波振動の利用」,「レーザを利用した微細加工」,「ITを活用した生産システムの効率化」を掲げて研究を行っています.

 生産・加工はロボットや医用・生命工学と同様に複合・境界領域の研究分野なので,多くの事に興味を持ち,他分野の技術や知見を自分の研究に積極的に利用する姿勢を持った学生に来てもらいたいと思っています.そのためには,自分の研究に没頭するだけでなく,学会や見学会・講習会などに積極的に参加し,企業や他大学の人とのコミュニケーションを取ることが重要だと思います.研究室では,これらの機会を多く提供できるように心がけて指導を行っています.

 研究室に入った学生には,研究を通して問題解決能力を養い,将来別の分野でも活躍できる能力を身につけて欲しいと思います.

 

 

研究室生活

雑誌会(英語論文輪講)

 毎週1回,学生が自身の研究テーマに関連する英語論文を選んで読み,それをスタッフや研究室学生にパワーポイントを使って解説する雜誌会(英語論文輪講)を行っています.各回数人ずつ発表してもらい,質疑応答を通して学生が互いの研究分野に関する理解を深めることを目的としています.また,世界中で行われている多様な研究活動に興味を持ってほしい,国際化する社会で英語によるコミュニケーション能力を養ってほしいという願いがあります.

スタッフとの研究打ち合わせ

 毎週1回,研究の進捗状況や今後の研究の方向性について,研究室スタッフとの打ち合わせを行います.スタッフと学生とが密にコミュニケーションを取り,議論を重ねることで,様々なアプローチから未知の課題に挑戦することができます.固定の打ち合わせ時間を週1回設けてはいますが,研究や生活に関する相談は随時行っています.

研究発表ゼミ(研究会)

 毎月1回,土曜日に研究の進捗状況を研究室学生や他大学の先生・学生が参加するゼミで発表してもらいます.パワーポイントを使った学会発表形式で1日かけて行います.学生には,1ヶ月間の研究成果を羅列するのではなく,それらをうまくまとめて起承転結のある”物語”として発表するように指導します.ゼミで発表を繰り返すことで,相手を説得させられるプレゼン技能(スライドの作り込み,発表態度など)を身につけることができ,将来的に学会発表や仕事で不可欠なコミュニケーション能力を育成します.

アクティビティ

研究室旅行

国際工作機械見本市

合同ビール工場見学

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