スマートフォンやコンピュータなどといった精密機器の小型化・高性能化がとどまることを知らず,それに使われる部品の製造技術にも微細化,高能率化による高度化が求められています.
本研究室では,革新的なインテリジェントマニュファクチャリングシステムの構築を目指して,生産加工技術や機械要素技術,設計解析技術に関する基礎的研究から応用的研究まで幅広く展開しています.具体的には,レーザによる高エネルギー加工による光学特性の制御技術,超音波応用加工による革新的な微細表面や高アスペクト比の微細穴加工技術などの開発を行っています.
また,機械要素や工作機械構造の動的挙動の解明やその予測技術の開発,異方剛性設計により振動状態を制御した剛性と振動減衰性を任意にチューニング可能な構造体ダンパの開発などを行っています.
高エネルギー加工技術や様々な振動現象の解明および振動予測技術の開発を通して,教員と学生が一丸となって,高エネルギーや振動を利用した革新的な加工技術,要素技術の開発を推進しています.